中学校落成式挨拶文例/例文

○○中学校落成式が挙行されるに当たり、一言お祝いを申し上げます。

今日は○○中学校と糸生中学校の2校が統合され、新たな○○中学校が誕生いたしましたことを、まずもって心からお喜び申し上げます。

また、ゆとりある教育環境の実現のため、新たな中学校の整備にご尽力されました越前町長をはじめ、両中学校の先生や保護者の皆様、地域の方々、関係各位に深く敬意を表します。

さて、社会や経済の情勢が急激に変化する中で、教育基本法の改正や学習指導要領の大幅な改訂など、教育におきましても大きな変化が起こっております。

このような中で、一昨年に43年ぶりに実施された「全国学力・学習状況調査」、そして昨年初めて行われた「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」において、本県の子どもたちがいずれも全国トップクラスの成績を収めました。

これらは、学校の先生方の熱心なご指導はもとより、家庭や地域の皆様の温かいご活動の結果であると考えております。

この成果に安住することなく、さらに福井の教育力を高め、子どもたち一人ひとりの意欲やモラル、職業意識等も含めた「総合的な学力」を最大限に伸ばしていかなくてはなりません。

県では、独自の「元気福井っ子新笑顔プラン」を昨年4月から再スタートさせ、少人数教育のさらなる充実に努めております。また、理数教育の充実や登下校中の安全の確保など、学校と家庭や地域とが一体となった教育施策を進めております。

このように、福井県の次の時代の発展に繋がる「人づくり」を充実し、県民が将来、子どもの頃を振り返って、「福井県で教育を受けて良かった」と思ってもらえるような教育の実現に全力で取り組んでまいりますので、皆様のご支援とご協力をお願いいたします。

本日完成いたしましたこの校舎は、屋根から自然光を取り込むなど地球環境にやさしいものであると同時に、地域の方々にも利用していただけるよう配慮されていると伺っております。

このすばらしい校舎で学ばれる生徒の皆様は、地域の方々への感謝の気持ちを忘れることなく、夢と希望をしっかりと見据えて、学習や運動に大いに励んでいただくことを期待いたします。

折角の機会でありますので、生徒の皆さんに一言申し上げます。皆さんは、日々、勉強やスポーツに励まれていると思いますが、時々失敗することを、決して周りの友達に対して恥ずかしいとは思わないでください。笑う人は何人かにすぎません。気にしないことです。思い切り発言したり行動することをためらいますと、皆さんの進歩の機会がなくなってしまいます。皆さんが持っている良さや才能は、少しずつ失敗を重ねながら、長い時間をかけて伸びていくものです。ぜひそのような考えをもって、我が道を行くつもりで頑張ってほしいと思います。

結びに、新たな○○中学校が将来に向かって大きく発展されますとともに、末永く地域の皆様に愛される学校になりますことをお祈り申し上げ、お祝いのことばといたします。