前期始業式挨拶文例/例文

おはようございます。

今年は、桜の開花が早いといわれていましたが、何とか今日まで持ってくれました。きれいな桜の花にも祝福されて、新学期をスタートすることができます。

4月の始業式、さあこれから新しい学年、新しいクラスでがんばろうというときに、春を象徴する桜の花がすべて散ってしまっていたら、ちょっと残念な気がします。その点、今年はまだ見事に咲き誇っています。皆さんにとって素晴らしい一年になるといいです
ね。

さて、今日からいよいよ平成21年度が始まるわけですが、皆さんはどんな気持ちで今日を迎えましたか。
学年があがるわけですから、イメージとしては、「成長」とか、「ステップ・アップ」といった言葉が頭に浮かびますが、それを実際にやってみようと考えると、何をしたらいいのか、そういうことって、難しいですよね。「成長」とか、「ステップ・アップ」というのは、そのこと自体を意識しても、なかなかうまくはいかないし、実感もわいてこないように思います。

ただ、皆さんの中には、これまでの中学校生活での様々な経験や体験があると思います。今年、これから経験することの中には、昨年も行ったもの、今年新しい学年になって、初めて行うもの、いろいろだと思いますが、これまでの経験を思い出して、それを参考に
ちょっと工夫したり、力を注いだり、気を配ったりすることで、自然と周りの人が、皆さんの成長を感じ取ってくれるものだと思います。
また、そうした努力が、皆さんの確実な力となり、自信となっていくのだと思います。去年より15分早く起きて、朝にゆとりを持とうとか、部活動で下級生への声かけを意識していこうとか、授業に集中していこうとか、自分自身のテーマを是非自分で作って今年
度に臨んでください。

さて、新1年生は、皆さんが入学した時と同じように、中学生活への期待と不安を持ちながらも、夢と希望に胸を膨らませて入学してきます。そんな後輩たちの夢を少しでも応援してあげるつもりで、先輩として優しく、温かく迎えてあげて下さい。
二年生のみなさんは一つ先輩になります。新しく入ってくる一年生の面倒をみてあげてほしいと思います。そして、三年生を手本として、また三年生を支え、中堅学年として第一中学校を作っていく一員であるという自覚を高めて欲しいと思います。
三年生は本校を代表する存在で、第一中学校の顔ともいえます。最高学年として、下級生をしっかりリードし、下級生の模範となるような行動や活動をしていくことを期待しています。そして、何より三年生の皆さん自身が、中学校生活最後となるこの一年間を悔い
なく精一杯の活躍の中で過ごせるようにして欲しいと願っています。

新しい年度の始まりにあたり、気持ちを込めて学校生活が送れるようにと願い私の言葉とします。