送る言葉(結婚退職)文例/例文

兼子さん。短い間でしたが、本当にお世話になりました。

私が初めて兼子さんにお会いしたのは、今からちょうど○年前です。中途入社の私は、パソコンのデータ入力の操作を教えて頂いたのがきっかけで、ランチをご一緒するようになりました 。

一緒にいて驚いたのは、外回りの皆さんが会社に戻ってくると、必ず兼子さんに声をかけることです。「俺に、電話なかった?」「例のやつ、届いてる?」。
さらに驚いたことに、会社にいる間でも、「兼子さん、アレ、どこにあるんだっけ?」「この前のやつ、どうした?」といった具合です。

「アレはどこにある?」、「この前のやつ、どうした?」…まるで熟年夫婦の会話です。
私は兼子さんがどれだけ周りの皆さんに頼りにされているのかを肌で感じてきました。
今回、 兼子さんが結婚退職されると聞いて、一番落ち込んでいるのは、営業のみなさんではないでしょうか。

残された私たちが、全員で兼子さんの何万分の一ずつを受け持って、それでも兼子さんみたいになるのには、何年かかるかわかりません。

お別れするのは本当に寂しいのですが、おめでたい話なので涙をぐっとこらえることにします。兼子さんの末永いお幸せを心よりお祈りいたしまして、私たちからの送別の言葉とさせて頂きます。
今までお世話になりました。ありがとうございました。