送る言葉(中途退職)文例/例文

林くん。今までお世話になりました。お疲れさまでした。

林くんは、入社12年になられます。
仕事の上で優秀であるだけでなく、 社内からも社外からも信頼され、職場のエースとして常にトップを走って来られました。

今でも忘れられないのは、ちょうど5年前、業務の合理化や見直しをすすめる中で、○○技研との取引を打ち切るという話が部内で持ち上がったときのことです。林くんは「自分に3ケ月時間を下さい」と言い出しました。彼にしてはめずらしく断固とした口調で反対したので、私は「これは何か考えがあるんだな」と思い、彼に一任することにしました。

その後3ケ月の間、会社での勤務が明けると、土曜も日曜もなく○○技研に通 い、工場長や現場の技師と一緒になって開発した○○が、皆さんご存じのとおり今では同社の主力商品の一つに育っています。
私たちは皆、彼の若い熱意と、行動力と、人柄に惚れました。○○技研の社長は、今でも酒の席で目に涙をためて林くんの話をします。

ちょうど1ケ月前、私は林くんから「新しい仕事に就きたい」ということで、相談を受けました。
正直、林くんのような人材を失うことは当社にとってかなりの痛手なのですが、林くんの人生というものを考えたときに、これは彼にとって必要なステップだと考え、歓んで拍手でお送りすることにしました。

林くん、今までお世話になりました。新しい仕事に就かれましても、これまでの経験を生かし、ご活躍されるものと期待しております。
ご活躍とご発展をお祈り申し上げます。 皆さん、盛大な拍手で送り出しましょう。